ツイッターのハンドルネームを「匿名希望のS」に戻して3ヶ月が経過した。正確には戻したといっても良いだろう。閣下の言葉を借りるなら、「世を忍ぶ仮の名前」であって、決してこの名前は親から授かったものでもないし、商標登録をしているわけでもない。なんなら、とあるバンドに影響を受けまくって半ば「パクリ」に近いくらいかもしれない。
しかしながら、人間とは不思議なもので愛着が沸くのである。この「匿名希望のS」という名前は実はそれなりに使っていた名前であり諸般の事情から「水銀」に変えていた。(「水銀」の方がそのまんま幻覚アレルギーの曲名であるが…)
4ヶ月程水銀として過ごしていたが、やはりしっくり来ない自分になんとなく嫌気がさした結果、名前を戻すに至ったのである。また、一部の方々には、カメラマンとして匿名希望のSを認知してもらえていたこともあり、やはり好きなことには好きな名前で活動をしたいという思いが強くなったのだ。
さて、ここ最近は自分の「メンタルの弱さ」を強く感じる。俗に言うメンヘラ気質が節々にある私だが、やはり人生の経験値が他の同年代の方々に比べて少ないのだろう。薄っぺらい私のバックボーンは、藁半紙なみであるだろうし、何よりも自分に、人としての自信がないのだ。
よくネット掲示板では恋愛に対して理想が高すぎる成人男性のことを「童貞を拗らせる」と揶揄するが、それに近いものが私の中に渦巻いている。普段はそうでもないのだが、何かしらピンチに陥ると引き出しがないのだ。それを解決するには失敗しながらも何かしらを経験していくしかない。しかしながら人間とは不思議なもので、頭で理屈を理解していても行動が伴いのだ。仕事や趣味に対して、がむしゃらに取り組むことがベストであり当たり前であるはずであるが、無意識のうちにセーブをかけているのであろうな、とぼんやりと考えながら今日も会社を後にしたサラリーマンの私であった。
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